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「己を忘れて他を利する」

天台声明と復興支援を通じて多くの方々に安らぎを届ける活動を続けています


天台声明とは

声明とは法要儀式に際し、経文や真言に旋律抑揚を付けて唱える仏教声楽曲です。

 

平安時代初期、天台宗開祖伝教大師最澄が唐(中国)に渡り天台の教えを伝えたおりに、声明も伝えられました。

続いて唐に渡った慈覚大師円仁(えんにん )が、これを体系的に整えたものです。

 

その後、良忍(りょうにん)によって京都大原に声明の道場として魚山(ぎょざん)が開かれ、ここを中心に天台声明は伝承されてきました。

 

平安時代には声明と雅楽・舞楽との合奏曲も作られ浄土信仰とも重なり盛んに奏されたといわれます。

 

現在でも天台宗ではほとんどの法要に声明は使われ、また、舞楽法要などは伝統音楽として、公演公開されています。