東日本大震災 気仙沼市 災害支援活動

東日本大震災 災害支援活動 気仙沼市

前夜のミーティング

平成23年5月17日
東日本大震災から2ヶ月。団体でのボランティア受け入れはバスのみ、且つ20人以上ということだったので、各地の仏教青年会に協力を求め、本日より2日間支援活動に従事いたします。
報道では分かっているつもりでも、実際の現場に立つとあまりの惨状に目を覆いたくなりました。
しかしながら、僧侶として、また阪神大震災で被災経験を持つ身として精一杯を尽くす思いで今日を過ごしました。
今日の現場は津波によって泥に覆われた商店の復旧。
ただただ黙々と作業を続けました。

作業を終えて帰り際、店主の方と握手した時のこと。
不意にものすごい強い力で握られました。なにか気に障ることでもしたかと店主の顔を見ると無言で大粒の涙。

自分たちにできることはあまりに少ない。だが、なんとか傍に寄り添いたい。一人じゃないと伝えたい。
明日も自問自答しながら、支援活動に参加いたします。