神戸市須磨区 真言宗須磨寺派大本山須磨寺で厳修された音楽法要祭「須磨夜音」に、天台声明兵庫社会奉仕會として参加いたしました。
「須磨夜音」とは2015年から須磨寺の僧侶と一絃須磨琴保存会、〝神紗shinsya〟という芸能集団によって始まった源平戦士の供養を通して平和を祈る音楽法要で、今回が4回目でした。
〝神紗shinsya〟とは元ブルーハーツの梶原徹也氏が率いるドラム・和太鼓・津軽三味線・舞によって構成されるグループで、神仏への感謝、自然への畏敬の念を込めて、神社仏閣でのご奉納演奏を中心に活動されています。
当日は雨が予想される中での開催でしたが、天台宗、真言宗という平安時代から脈々と受け継がれる両宗派の織りなす伝統仏教音楽〝声明(しょうみょう)〟の荘厳な音の調べ、KISS FM神戸 サウンドクルー中野耕史氏の語り、神紗shinsyaの渾身の奉納演奏演舞、最後の聴衆も含めた参加者が一体となる圧倒的な祈り。
命の煌めきが境内を周旋し、巨大な潮流となって空に向かって駆け上り、雨雲を吹き飛ばしたかのようでした。